現在,常電導で行われている磁気浮上に用いられる原理は,電磁石の電流を制御し発生力(吸引力)をコントロールする,いわゆるE.M.S. Systemと呼ばれるものです. 従来のE.M.S.Systemでは,電磁石にもちいるコイルの大型化や,電流を流し続けることにおけるコイルの発熱の問題などが発生する. 本研究では,上記のものとは異なり,リニアアクチュエータ(ボイスコイルモータ)を用いて,永久磁石を駆動させ,リニアアクチュエータに取り付けてある永久磁石と浮上対象(鉄球)との空隙を調整することで磁気浮上を実現させます. 具体的には,鉄球が落下しそうになると,永久磁石を近づける.永久磁石と鉄球がくっつきそうになると,磁石を離す.この一連の動作を繰り返す.といった原理です. また,このような浮上機構を用いて,非接触で,浮上対象のどのような操りが可能かについて研究を行なっています. 現在行っているものは,
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浮上の様子 |
2自由度実験装置 |
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回転機構を備えた実験装置 |