「コンピュータでひとを幸せにする研究をしています」

岡田研究室では、画像認識技術とCG技術を結びつけ、これにより、人と人を結び つけるための研究を行っています。現在、その主なテーマを「手話」とし、 健聴者と障害者のコミュニケーションをはかるための研究を行っています。

具体的な研究例として、モーションキャプチャを用いた人物の動きの認識や、 表情の認識、手の動きの認識、口の動きの認識などからのアニメーション合成 があります。「手話」だけでなく、実はたくさんの使い方があるんですよ。

〜顔表情の認識・解析〜
人間と人間がコミュニケーションを行う場合、言語だけでなく顔の表情などが情報伝達に重要な役割を担っている。
本研究では、顔画像からの表情の認識をし、その画像がどのような表情を表しているかを解析する研究を行っており、最終目的として、コンピュータが人間の表情から感情を理解することを目指している。
〜手話・指文字の認識〜
聴覚障害者が用いるコミュニケーション手段には、手話や指文字などがある。 手話とは、手や指、腕、さらに顔の部位などの所作から単語を動作で表現するものであり、手話では表現できない単語を、手の形により文字を表現するものが指文字である。
本研究室では、これらをコンピュータに認識させることで健聴者と聴覚障害者のコミュニケーションの向上を図る研究を行っている。
〜3次元CGを用いた手話表現〜
手話は、健聴者と聴覚障害者のコミュニケーション手段として利用されている。
本研究室では、3次元CGを用いた手話歌を表現する動画等を用いて、子供から大人までが楽しみながら学ぶことのできる手話学習支援ソフトを制作し、利用者の手話理解度向上を図る研究をしている。