八田研究室では、主に炭素を使用したナノ材料の合成などを行っています。
ここではその一部を、簡単に、極々簡単に説明したいと思います。一応画像つき。
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人工ダイヤモンド合成
ダイヤモンドは皆さんご存知のあのダイヤモンドです。
ダイヤモンドは絶縁体ですが、不純物を混ぜることによって半導体となります。
半導体にしたダイヤモンドをシリコンなどの代わりに使うことによって、
より優れた半導体デバイスを作ることができるかもしれません。
ちなみに写真は電界電子放出特性に優れた針状ダイヤモンドで、
フワフワした何か、ではないです。
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DLC:ダイヤモンドライクカーボン
DLCはダイヤモンドとは違う構造を持ちながらダイヤモンドに近い性質を持つ炭素材料です。
ハードコーティング、ガスのリークを防ぐコーティングなどに使用されます。
右はペットボトルと同じ素材でできたフィルム、左はそれにDLCをコーティングしたものです。
黒くなっているのがDLCですよ。
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針状シリコン
名前のまんま、半導体材料として有名なシリコンを針状にしたものです。
エッチングという技術でシリコンを削り、針状にすることができます。
ナノスケールの花を挿す剣山に使えます(八田章光談)が、
そもそもナノスケールの花なんてないっていう話です。
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CNT:カーボンナノチューブ
凄く細くて丈夫な炭素のチューブ状の物質です。
ナノテクノロジーの分野での活躍が期待されています。
宇宙ステーションと地球とを直接結ぶエレベータの軸に
このCNTが使われるとか使われないとか。
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人力自転車発電
ナノスケールの物質を扱う八田研において異色の存在ですが、
ある意味一番重要なテーマかも?
小学生などに電気を作る大変さを身を持って学んでもらい、
省エネ、エコな人になってもらうための研究です。
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