配属希望学生へ


探求心と積極性のある学生にとっては知的好奇心を満足することが出来,研究のやり方も学ぶことが出来るでしょう.私個人は21世紀は脳の世紀であると確信していますので,この研究分野における長期的な将来展望は明るいと考えています.逆に指示待ちだと,こちらは細部までは指示しないので研究の進みは遅くなります.

いずれにしても,輪講は必ず出席するようにして下さい.全く今までに学習したことのない分野ですので,1歩1歩確実に学んでいかないといけません.見たことも聞いたこともない話ばかりですので,来たり来なかったりではついてこられないでしょう.

また,ある程度は脳とか人間とかの分野に対する関心を持つ人でないと,活動に対する興味が出ないと思います.コンピュータやIT 技術にのみ関心がある学生は他の研究室の方がよいでしょう.なお,他の研究室の研究分野とは大きく異なりますので,情報系分野におけるいわゆる「手に職」的な能力の獲得は, Pascal プログラミング(今後はMATLABプログラミング)や画像処理的な作業分野などに限定されます.(ただしネットワーク管理者になれば別です)

ただし,私自身もそうですが,研究に必要なプログラミング能力は,ソースコードを書く力だけでなくシステムを構成する能力を要求するわけですから,大学学部卒業生としては十分な,今後につながる能力を獲得することが出来ます.

学会発表が主流の研究室ですので,卒業研究の条件はそれでクリアしています.よってうちでは特にJABEEの影響はありません。昔から大変でしたので.唯一の問題は卒業研究に従事する時間数の管理なのですが,タイムカードを導入しましたので,この点も問題にならなくなるでしょう.

研究室ライフのページにありますように,卒業研究を実施しない学生も出てきましたので,篠森研究室では進学予定がない方の配属数について最大配属数や最小配属数を少なくしています.進学希望の方は別枠ですので,面談にてご相談ください.

大学院のカリキュラムを刷新するとともに大学独自の給付奨学金制度も拡充しましたので、大学院進学は環境的、経済的にはには非常に楽になりました。誰にでもお勧めできます。
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