テニスは軟式と硬式とあり、オリンピックやウィンブルドンなどの有名な大会が開かれるなど、 非常にメジャーなスポーツである。そして小さい子どもからお年寄りまで幅広く遊ばれている スポーツのひとつである。その中でも経験者と初心者で動きが異なる。そこで、動きの違いを 見つけることで、初心者の上達の手助けになると考えられる。テニスの動作の中で、おおまか に、サーブ、ボレー、フォア、バック、スマッシュの5つがあげられる。その中でもサーブが プレイの始めに行われるため重要であると考えられる。そこで本研究では、サーブの解析を行う。
その際に、動きを計るものとしてモーションキャプチャを使用する。 モーションキャプチャは人の動きを計り、動きを記憶する装置である。 人の体の動きをより正確に把握することで、経験者と初心者のサーブの違いが数値で示すことができ、 違いを明確にできる。
そこで本実験では、初心者と経験者にサーブ動作をしてもらい、 モーションキャプチャで動作のデータを得る。 そのデータを解析し、初心者の打つサーブと経験者の打つサーブの違いを検証する。 解析結果から初心者にフォームの改善点をサポートするシステムを提案する。 このシステムにより初心者のサーブの成功率向上を目的とする。
モーションキャプチャとは3次元空間での人間の動きを測定し、コンピュータに取り込み観測する システムである。記録された情報は、スポーツ及びスポーツ医療の分野における選手たちの身体の 動きのデータ収集などに利用されたり、映画などのコンピュータアニメーションやゲームなどにおける キャラクターの人間らしい動きの再現に利用されたりする。 キャプチャ技術には光学式、機械式、磁気式などがある。