2018年度 学士論文

中村 巴

部分復元可能な秘密分散法における秘密分散データを用いた検索

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災害時,外部から派遣された医療従事者に医療データを提供することができれば,被災地での医療行為を円滑に行うことができる.そこで,部分復元可能な秘密分散システムが提案された.しかし,提案システムは,分散バックアップデータをシェアの状態で検索することはできない.そこで,部分復元可能な秘密分散バックアップした医療データ検索方法が提案された.しかし,付与した検索用の情報を復元するため,検索に時間がかかる.本研究では,検索の高速化を目的とし,シェア同士の一致の判定を可能とする方法を提案する.

横江良哉

災害救護活動拠点における紙媒体と電子媒体を用いた情報伝達の評価

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災害発生時, 自治体に定められた病院の外には被災者の一時避難や応急手当を目的とした災害救護活動拠点が開設される. 現状, 災害救護活動拠点内の情報共有は,紙に情報を記入し人が目的エリアまで運搬しているため,伝達に時間がかかっている. そこで,拠点内で迅速な情報共有を行うためのシステムが提案された. このシステムでは, 伝達する情報に優先度を設定し, 閲覧者は優先度の高い情報から対応を行う. 本研究では現状の優先度判断による対応の問題点を検討し, 災害救護拠点での情報共有に必要なシステムの仕組みを提案する.

学士論文