研究を通しての教育


将来について


進学希望の諸君もいると思いますが,日本でこの分野で修士号や博士号が取った場合,ライバルは

* 東京工業大学(創造的物理情報システム工学系)
* 千葉大学(画像工学系や実験心理系)
* 東京大学(主に実験心理学系)
* 京都大学(実験心理学系,建築学(照明学)系,霊長類研究系)
* 広島市立大学(人間情報系)
* 豊橋科学技術大学(情報系)

*九州大学
* 慶応大学
* 早稲田大学
* 東京電気通信大学
* 立命館大学
* 東京工芸大
* 九州芸工大
* 日本女子大
(順不同)

などになります(人数の多いところを記載してみましたが、神経科学や感性工学分野まで手が回っていません、済みません,).

よって,相当研究を深めなければ対抗できません.その意味で,研究者を目指して進学したい場合、修士の2年間に真剣に研究する意欲のある人以外は,篠森研での進学を認めていません.また意欲があっても,他の研究室とはやや異なり,篠森研の大学院修士課程に進学できるかどうかはご相談です.

この分野の研究は努力だけでは進まないところがあるので,ある程度の才能が必要だからです.就職が嫌なので進学したい,という程度の方は今のうちから他の研究室に行く方が良いでしょう.ただし研究室には博士課程の院生もおりますので,皆さんも諦めないで下さい.ただ,情報科学のど真ん中の研究室ではないので,将来計画がきちんとある人でないとダメです.能力的には,頑張れば博士進学レベルにまでなれます.もちろんセンスもありますが.

進学出来るかどうかのめどは,3年生での卒業研究予備配属・研修配属期間内に自分自身でもわかっていくことと思いますし,私もアドバイスします.



就職については,逆に情報系の分野にこだわらず様々な分野の企業にチャレンジすることが出来ると思います.なお,就職指導は完全に個別に行いますので,実際にお会いしなければ,詳細については決まりません.実際どのような指導があったかについては,今研究室にいる諸君に聞いてみるとよいでしょう.幸いにも公務員や教員を目指して活動を続けた事例以外で,就職で失敗した人はいません.就職が決まらないと卒業研究が出来ないですし,研究しない分,私の方では厳しく指導・説教します.

最近,やや残念なことに,就職活動で燃え尽きてしまって卒業研究に参戦しない人が出てきました.指導教員としては忸怩たる思いですが、手取り足取りで頭も体もは使わないという卒業研究をしても意味が無い様に思います.